販売のノルマはあるの?
ガソリンスタンドで働くにあたって、どういった仕事内容なのかが気になります。
ガソリンスタンドの基本業務は、給油サービスを中心とした利用者への接客にあります。
基本的な給油業務は当然のこと、窓ふきや車内清掃、車両に異常がないかの点検・メンテナンスが接客に含まれます。
こうした接客業務を行うにあたって、利用者に対するさまざまな提案も顧客満足に繋がる仕事の一つです。
例えば、車両点検にあたって、消耗品類の交換も提案可能な仕事です。
雨を弾くためのワイパーが摩耗している場合の新品交換の提案や、フロントガラスの撥水コーティングの提案、タイヤの消耗が激しい際にはタイヤ交換の提案をするなど、さまざな提案業務が挙げられます。
多くのガソリンスタンドでは、こうした消耗品類の交換や物品の販売にノルマやボーナス等の奨励金を出している所もあるため、最低限の販売量を維持する努力も仕事となります。
ノルマの理由は?
消耗品類の交換や物品の販売にノルマが課されるのは理由があります。
ガソリンスタンドにとって、悩みの種とも言えるのが、ガソリン価格の変動です。
ガソリンは、資源であるため、原料となる原油価格の変動が仕入値に大きく影響を及ぼします。
原油価格が上昇すると、仕入れるガソリン価格も上昇するため、利用者に提供するガソリンの値段も上げざるを得ません。
ガソリン価格が上昇すると、利用者もドライブを控える傾向になるため、ガソリンスタンドにとっては経営が厳しくなってしまいます。
主力商品であるガソリンの価格に経営が大きく影響されてしまうため、消耗品類の交換や物品の販売を推進することで、安定した経営を目指す必要があるからです。
ノルマを達成するのは大変?
ノルマと聞くと、どうしても「難しい」「大変そうだ」「販売とかしたことないなぁ」といった不安なイメージがあると思います。
ですが、ガソリンスタンドの中心業務は給油サービスにあるため、他の営業職や小売業のような厳しいノルマを課されることはないので安心してください。
あくまで、利用者にとって最適な提案をすることが主になるので、押し売りや電話勧誘といった業務ではありません。
また、お客様の家や会社に行って販売するのではなく、お客様の方からガソリンスタンドに来店するので、難しく考える必要はありません。