ガソリンスタンドの種類

みなさんは、「ガソリンスタンド」という言葉を聞くと、免許を持っていない人でも「車やバイクの燃料を給油する場所 という印象があると思います。

以前のガソリンスタンドはサービス内容が一種類で、車やバイクでガソリンスタンドに入ると、店員さんが所定の位置に車を止めて、ガソリンや軽油といった燃料補給と窓ガラスの清掃といいた給油サービスのみを行っていました。

最近では、一言でガソリンスタンドといっても、サービスの種類は給油のみならず、修理やメンテナンスにすぐ対応可能な整備工場が併設されていることや、定期的に義務づけられている車検に対応するため一日車検のサービスを提供していること、または、ドライバーにとって嬉しいコンビニエンスストアを併設してあるガソリンスタンドも増えてきています。

地域・エリア内で激しい競争を展開しているガソリンスタンドにとって、価格面以外でも他のガソリンスタンドと差別化するため、提供するサービスの種類を豊富に揃える所が増えています。

以前のガソリンスタンドは、利用者であるドライバーが何か作業をする必要なく、車内から給油口を開けるのみで、ガソリンスタンドの店員が燃料の補給を中心に補給中に窓ガラスを吹いてくれる給油サービスを提供してくれました。

こうした給油サービスのすべてを店員がしてくれるガソリンスタンドの種類をフルサービス式ガソリンスタンドと言います。

これに対して、ドライバー自身で給油作業を行うガソリンスタンドの種類を、セルフサービス式ガソリンスタンドと言います。

セルフサービスは、1998年以降、消防法の改正に伴い規制緩和された事によって解禁されたガソリンスタンドの種類で、ガソリンスタンド側も人件費やサービス内容を削減できることから提供する価格を抑えることができるため、格安ガソリンスタンドとして店舗数を拡大させています。

フルサービスのガソリンスタンドを中心に、給油サービス中、タイヤの空気圧やエンジンオイルを見ることで車両に異常がないかチェックしてくれる所が多くあります。

こうした車両チェック中に、大なり小なり、異常が見つかる車両も少なくないため、部品交換や修理サービスを素早く提供する整備工場を併設しているガソリンスタンドも増えています。

他にも、ドライバーにとって、給油と同様、トイレ休憩や飲食物の購入は快適なドライブを楽しむために必要とされています。

しかし、何度も駐車や休憩を取ることは、ドライバーにとってのストレスにもなることですが、こうしたニーズを解消するため、コンビニ併設のガソリンスタンドが非常に増えています。

給油をしている間、コンビニでトイレに行くことや飲食物を購入できるため、非常に満足度が高く、リピート率の高いガソリンスタンドとして人気を博している所も多いです。